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2017年 01月 31日

散文詩日誌 カレンダー


カレンダーは、一年間の持久戦を戦っているように見える。
しかし、今日か明日、最初の犠牲者が発生する。
弔いの言葉もなく破り取られ棄てられる。
今後、彼らは間違いなく追い詰められる。
予め敗北が決定しているにも関わらず彼らはその持久戦に全力を尽くす。
彼らの誇りは毎日を戦うこと。





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by kayu_hiko | 2017-01-31 14:41 | 日々ノ呟キ | Comments(0)
2017年 01月 23日

昆虫館の空中お花畑

昨日は
北に向かって
京都文学フリマにいかず
なぜか
南に向かい
橿原市の昆虫館へ行きました
もうすぐ小学生の息子のリクエストでもあります
でも実は僕も行きたかったのです
冬でも
あの温室に
ちょうちょうが
あのてふてふが
舞っている姿を想像をするだけで
いてもたってもいられないのでした
もわっとした温室に入ると
予定通りの
空中お花畑をたんのうしました
ありがとうございました













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by kayu_hiko | 2017-01-23 09:49 | 日々ノ呟キ | Comments(0)
2017年 01月 14日

ならまちの古本屋


ならまちの古本屋          


奈良町は
ところどころ崩壊気味の
迷宮である
もともとは
世界遺産にもなっている
元興寺の敷地だったらしい
縦 約五〇〇メートル
横 約三〇〇メートル
迷うにはちょうど良い狭さといえる
いりくんだ細い露地には
古い
 家屋
 料理屋
 和菓子屋
 博物館
 雑貨屋
 庚申堂
 銭湯
 漢方薬局
 見せ物小屋
 古道具屋
 喫茶店
 蕎麦屋
 造り酒屋 等々
これらが 
奈良の宗教文化というスープに浸され
それぞれが
ごった煮の味わいである
さて
そんな奈良町の中心より少し東
注意していないと素通りしてしまいそうな
目立たない古本屋がある
外観も内装も
元の民家をそのまま使っているので
靴を脱ぎ
畳の部屋で本を眺める
下宿している友人の部屋に来たみたいだ という人もいる
初めて行ったとき
ぼくは つげ義春の漫画の世界に入り込んだ気がした
うらぶれつつも不思議とあたたかい空間
店主は七〇年代前半に学生時代を送り
世界中を旅した人だ
ヒッピー文化を
今に受け継いだ希有な人と言ったらよいだろうか
一番奥の部屋に座り
なんとなく話し始める
音楽がいつも流れている
古い
 ロック
 フォーク
 民族音楽 等々
明るいうちから
お酒もふるまわれる
なんといっても
この店は「酒仙堂」というぐらいなので
 おいしい日本酒もらったんですよ 飲みますか
 そりゃ どうも
午後二時に飲み始め
ふと気づくと
日が暮れかけていることも
よくあったりする
 じゃ そろそろ帰ります
 そうですか と言葉を交わし
少し浮遊しつつ
ぼくは店を出る
最近 
 この店で本を買っていないなあ と思う
でも 
また行きたくなるのは
小さなこの店が
さえぎるもののない
本当の自由を
なんとなく
実現している気がするからだ






『朝のはじまり』より



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by kayu_hiko | 2017-01-14 13:24 | 作品 | Comments(0)
2017年 01月 09日

「 独り占め 」




独り占め             



家に帰ると
九歳の息子が
とうちゃん四ツ葉のクローバーみつけたで
と言ってきた
あわてて見に行くと
水たまりに
四ツ葉のクローバーが
挿してあった
しかも 五つもだ
驚いて 
どこで見つけたんや
と訊くと
自慢げに
庭の
とあるクローバー群生地へ
案内してくれた
私も四ツ葉を必死に探したが 
一つも見つからない
残念だったので
幸せを独り占めしたらあかんで
と言うと
息子は
うん
と返事をした









『フタを開ける』より









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by kayu_hiko | 2017-01-09 08:14 | 詩集 『 フタを開ける 』 | Comments(0)
2017年 01月 08日

そぼく



そぼく



いつからか
素朴に
暮らしていきたいと
思うようになりました


飾らず
あるがままを
大切にしたいと
思うようになりました


そうすると

雲を眺めるようになりました

猫がなつくようになりました

静けさを好むようになりました

鳥の声は森に響くことを知りました

けもの道が分かるようになりました

野草の名前を覚えるようになりました

朝の光は祝福であることを知りました

人から道を尋ねられるようになりました

月の満ち欠けを気にするようになりました

遅さの価値を知る人たちに出会いました

一日いちにちが違うことを知りました

ゆっくり生きていくようになりました

鹿の言葉が分かるようになりました

雨音が優しいことを知りました

損得では動かなくなりました

わたしはわたしになりました







詩集『 言の森 』より














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by kayu_hiko | 2017-01-08 15:17 | 作品 | Comments(2)
2017年 01月 04日

ウォールデン 森の生活

年末から、

小学館文庫の『森の生活』を読み始めました。

ことしは、著者のソローさんの生誕200年にあたるので、

ひとりですこし盛り上がっています。

今泉吉晴さんの翻訳は、

よりソローさんの人柄に近い氣がするのでおすすめです。







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by kayu_hiko | 2017-01-04 12:23 | 日々ノ呟キ | Comments(0)
2017年 01月 01日

酉年の2017

ことしは

とりどしです

すいすいとはいかなくても

ぱたぱたと

飛んでいたいものです

ぱたぱた

ぱたぱた






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by kayu_hiko | 2017-01-01 20:24 | 日々ノ呟キ | Comments(0)