2018年 01月 29日 ( 1 )



ひとりたのしむ     


朝の光を
独り楽しむ

猫の寝言を
独り楽しむ

庭の仕事を
独り楽しむ

団栗並べて
独り楽しむ

野草の花を
独り楽しむ

苔にさわって
独り楽しむ

手紙を書いて
独り楽しむ

山の小径を
独り楽しむ

鹿の眠りを
独り楽しむ

木陰の風を
独り楽しむ

真昼の月を
独り楽しむ

雲と歩いて
独り楽しむ

森の孤独を
独り楽しむ

丘に座って
独り楽しむ

夢を忘れて
独り楽しむ

今日いちにちを
独り楽しむ




朝のはじまり』より





【 創作の余談 】

僕は、画家の熊谷守一が好きなのですが、
彼は、風貌が神さま、仙人のようだったので、
晩年の姿が『独楽』という写真集に収められています。
(守一ファンなら必ず手に入れて下さい…)

お爺さんの写真集なんて、聞いたことがありませんが、
たいへんな影響を僕は受けました。

そのひとつが、独楽、つまり「独り楽しむ」です。
熊谷さんは、石ころひとつあれば、私はそれでずっと楽しめます、
という言葉を残しています。

そういうのいいなあ、と思った僕は、
「ひとりたのしむ」のいろいろなパターンを考えていきました。
ほぼ、実際の言動そのままです。
今、読み返しても、現在も全く同じ事をしていますね……。
追加してもよいぐらいですし、
みなさんもご自分の「独り楽しむ」をみつけてほしいです。

個人的には、「夢を忘れて」という言葉が好きなのですが、
意味は、本人もよく分かりません。
ときどき、そういったことがあります。

タイトルが、なぜ「ひとりたのしむ」なのか。
たぶん、ひらがなが好きだからです。
ひらがなは、書くのも好きです。
かたちが、のほほんとしているからでしょう。








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by kayu_hiko | 2018-01-29 12:40 | 歩きながらはじまること | Comments(0)